【沖縄の名所】ニライ橋 カナイ橋
二つの名前が並んでいますが、ニライ橋カナイ橋は国道86号から国道331号に向かって大きくカーブする一つの橋のことを指します。この橋は真ん中のカーブの所で名前が分かれているのです。 ニライカナイとは沖縄に根付く思想で、「理想郷」や「神々の住む国」を表します。神々の国ニライカナイから五穀豊穣の種が流れ着き、沖縄に農業の祖をもたらしたという伝説もあります。
更にそのニライカナイはこの橋の上から眺めることのできる久高島だという説もあります。それが、ニライ橋・カナイ橋の名前の由来のようです。 ただニライとカナイに分けた名付けの由来は定かではありません。ニライとは根っこの意味も兼ねているという説があり、カナイは諸説色々ですが彼方を意味するという説が有力です。その意味で本島側をニライ、彼方の海側をカナイと名付けたという見方もあるようです。
見所・料金など
橋は全長計1200mで、つきしろ方面から道路を下ると、南部の海に視界が大きく開けて大パノラマが広がります。橋から見る景色はとても綺麗で、頂上付近にあるトンネルも絶景スポットとして知られます。停車するには向いていない道路なのでドライブで楽しむことになりますが、通るだけでとても楽しめる道です。ゆるやかなカーブになっているので気持ちが良い走りになります。 この景色を目当てに来た人の中には、橋を何回も往復する人の姿も見られます。透き通った青い海と、久高島、コマカ島などが目に飛び込み、なんとも贅沢な景色を堪能することができます。美しい眺めはまさしく理想郷の名に相応しいものです。橋を渡るとこのまま理想郷に繋がっていそうな気さえしてしまいます。地平線が果てなく続く壮大な光景は、まさに沖縄という感じで、旅の思い出作りにもぴったりです。また、沖縄の文化や思想に触れるという意味でも考えどころのある場所なので、楽しみながら少しお勉強をしたい人にもおすすめです。ニライカナイという言葉に馴染みのない人にも是非訪れてもらいたいエリアです。