沖縄のマスコット「イリオモテヤマネコ」

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【沖縄の名所】イリオモテヤマネコ


【沖縄の名所】イリオモテヤマネコ

イリオモテヤマネコは沖縄県八重山諸島の西表島だけにすむ野生のネコです。学名はPrionailurus bengalensis、ネコ科 イリオモテヤマネコ属に分類されています。イリオモテヤマネコの学術上の発見は意外と遅く、1965年とのことです。しかしこのネコの目撃情報はそれ以前からあり、地元では昔からヤマピカリャー、ヤママヤーなどと呼ばれていました。1977年 国の特別天然記念物に指定され、さらに1994年には、国内希少野生動植物種に選定されました。
環境省レッドリストでは、現存種の中でもっとも絶滅の恐れが高いという絶滅危惧IA類に選定されています。推定生息数約100頭で、減少傾向にあります。生息域は標高200m以下の低地林なので、開発の影響を受けて生息地を追われているのです。さらに交通事故によって死亡することも少なくありません。 イリオモテヤマネコの体重は3~5キロ、胴の長さが40~60センチメートル、尻尾の長さは20~25センチメートルです。 体型的にはイエネコより少し大きい程度ですね。


しかし肢や尾は太く、がっしりして野生のネコといった風格です。イリオモテヤマネコは肉食です。島に住むクマネズミ、クビワオオコウモリ、リュウキュウイノシシなどのほ乳類、カルガモ、オオクイナ、コノハズク、シロハラ、シロハラクイナなどの鳥類、 さらにヘビ、トカゲ、ヌマガエル、コオロギ、カニなどを食べています。イリオモテヤマネコは泳ぎが得意で、水に入って 水鳥、魚、テナガエビを捕食しています。 夜行性ですが昼間も活動できます。交尾期以外は群れずに単独で行動します。

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