サーターアンダーギー

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サーターアンダーギー

サーターアンダーギー

サーターアンダーギーは砂糖を多めに使用した球状の揚げドーナツです。 首里方言で“サーター”は砂糖、“アンダーギー”は“アンダ”と“アギー”に分かれてそれぞれ“油”と“揚げ”を意味し、合わせて“揚げる”となり、“揚げ物”を意味します。 別名で「砂糖天ぷら」「サーターアンダギー」「サーターアンラギー」とも呼ばれます。 宮古方言では砂糖は“さた”、揚げ菓子は“ぱんびん”と言うため、サーターアンダーギーは“さたぱんびん”と呼ばれています。  

低音の油でゆっくりと揚げるため、まずは表面が固くなり、その後内部の膨張に従い球状の表面が割れます。これを見てサーターアンダーギーが笑ったと表現する人もいるそうです。昔ながらの味に親しみを込めている様子が思い浮かびます。 割れた表面が花開いたように見えることから、縁起のよいお菓子ともされています。

祝い事の際などには普段のものより大きい、直径約12~15cmのものが作られることもあります。大きく開いた花形のサーターアンダーギーを食べたら、沖縄の元気な自然のパワーがもらえそうですね。   サーターアンダーギーは気泡が小さく密度が高いことに加え、砂糖が多く使われていることからも食べ応えのあるお菓子に仕上がっています。表面はサクサク、中はシットリで老若男女に人気の一品です。 時間をかけて中まで揚げることから日持ちし、数日程度は常温下でも置いておけるため、一度に大量に作ることが可能です。家庭でも気軽に作れるので、ストックしておいたらついつい手が伸びて沢山食べてしまいそうです。  

豆知識

また表面に割れ目を生じるその形状から、「女性」を象徴するとされています。結納では同じく「男性」を象徴するお菓子、カタハランブーと一緒にどっさりと盛り付けられ、卓を囲む人々でそれらを食するという習慣があります。ちなみにカタハランブーは塩味の揚げ菓子です。女性を表す方が甘い味付けというのも、なんとなくイメージに合う気がします。

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