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【沖縄の文化】ハブ

【沖縄の文化】ハブ

ハブは沖縄諸島と奄美諸島に生息する毒ヘビです。体長は最大で2mを越えるものもあります。生息地は山地や森林、野原、畑、公園、草木のある所と幅広い環境に及ぶため、日常生活において遭遇する可能性も高く、注意が必要になってきます。ネズミを追って屋敷や家屋内に侵入するケースもあり、ハブ咬傷被害の約30%が民家敷地内で生じているのが現状です。ハブに咬まれると大量の毒液が注入され大変危険です。咬まれてしまったら直ちに病院に行きましょう。
と少し脅かしてしまいましたが、ヘビも自然界の大切な仲間であることを忘れてはいけません。沖縄県には22種類のヘビが住んでいますが、そのほとんどが琉球列島だけに住む 貴重なヘビなのです。毒ヘビは8種類生息していて、危険なのはハブ・ヒメハブ・サキシマハブ・タイワンハブの4種類です。人間に害のない種類の方が多いのです。そして人間に害があるといっても、同じ生物ですから仲良くやっていきたいものですね。ハブは夜行性なので昼間は開けた所に出てくることはめったにありません。しかし草むらや木の上など、日当たりの悪い所では意識的に気を付けましょう。
 でもマイナスイメージだけじゃありませんよ。ハブを使った沖縄ならではのお土産がいくつも販売されています。

有名どころではハブ酒が挙げられます。ハブ酒とは、ハブの高濃度エキスを混和した滋養強壮のお酒です。ハブ酒には、これまた沖縄でお馴染みの泡盛や黒糖焼酎が使われます。使用するハブは数ヶ月から1年の間、水だけを与えて養います。その後、排泄物を取り除き洗浄、生きたままのハブを40度以上の焼酎に漬け、半年から数年すると赤褐色に色付き完成します。3年以上断食しても行き続けるという強い生命力を持つハブですから、パワーをもらえそうですね。

豆知識

女性に人気なのはハブ油石鹸やハブ粉です。石鹸は保湿効果が高いハブの油を原料にしているため、肌トラブルによく効き、しっとりとした肌を作ります。粉は、12種類の必須アミノ酸を豊富に含んだハブを燻製にしてパウダー状にしたもので、美容に欠かせないアミノ酸をバランスよく取ることができます。

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