【沖縄の文化】ゴーヤ茶
沖縄茶にはいくつか有名な物があります。今回はその中から一つ、耳慣れた食材を使ったゴーヤー茶を紹介します。
今や全国的に広まり沖縄茶の代表となっているのが、ゴーヤー茶です。ゴーヤーは野菜として食べる場合では、既に一般的になっていますね。ゴーヤーは独特の苦味があり、加熱してもビタミンCが壊れにくいという特性を持ちます。近年ではモモルジン、チャランチン、共役リノール酸(共役リノレン酸)などの有効成分がテレビやネット上で取り上げられ話題になっています。お茶にすると生のゴーヤーとは異なり、苦味が押さえられるため、だいぶ味の印象が変り、ぐんと飲みやすくなります。
このお茶は血圧を安定させる、肩こりや体の疲労感を和らげる、お通じが良くなるなど、体調管理に効果があるそうです。ゴーヤーの苦みは血糖値を抑制する力もあるそうです。甘い物をよく食べる人にもおすすめします。
更に嬉しいのが、このゴーヤー茶は美容効果もあるという点です。なんと運動をしないでも、ゴーヤー茶を飲むだけで痩せると言われています。ゴーヤー茶の種子に含まれる共役リノレン酸が脂肪燃焼に一役買っているそうです。これは体に脂肪を取り込みにくくする効果と、体脂肪を分解、燃焼させる効果を持つもので、筋肉を落とさずに脂肪だけを燃焼させる優れものだそうです。
ご飯に、おやつ、友達とのお喋りタイムに…お茶は日常生活の中で摂取するタイミングの多い物ですから、健康や美容に良い物を選びたいですね。ゴーヤー茶は常飲しても平気だそうです。種の部分が効果的ということですが、野菜の姿のままのゴーヤーを種ごと食べるのは大変です。しかしお茶だと簡単にその部分も一緒に摂取できるので、嬉しいですね。
沖縄ブームの中で、ゴーヤ茶の作り方がネットなどで広く紹介されるようになりました。もちろん既製品の通販もされているので全国どこにいてもお茶を入手することができます。でもやっぱり本場の味にこだわりたいという方は是非、沖縄で飲んでみて下さい。