【沖縄の文化】ハイビスカス
ハイビスカスは13年くらい前、ファッション業界で流行り全国的に一躍有名になりました。あの頃はよく「ハイビ」なんて言われていましたね。ちょうどコギャルとかそういう言葉が流行った時期で、海や小麦肌に似合いそうなビキニの柄になったりヘアアクセサリーになったりしていました。 今でもその人気は健在、ブームというより定着した気がします。現に若い女の子で他の花の名前はわからないけどハイビスカスはわかるという方も多いのではないでしょうか。夏になるとハイビスカスグッズが沢山並びます。夏が似合うのはもともと南国の花だからです。大胆に開いた形、大きな花びら、鮮やかな色合い、まさに南国・沖縄のイメージです。 そんなわけで本土でも親しまれているハイビスカスは、沖縄に行くとそこら中に沢山咲いています。沖縄の気候は亜熱帯なのでハイビスカスが咲くのに適しています。そのため一年を通して花を楽しむことができます。また、沖縄では丈夫なハイビスカスを防風林として植えているためいろいろな所で見かけるのです。 街中にあふれているハイビスカスは、沖縄では「あかばなー」と呼ばれ親しまれていますが、初めて見る人にとっては衝撃的な光景だと思います。生け垣や庭木として栽培されている物や、あちこちで自生している物が観光客を出迎えます。豆知識
ハイビスカスは主に「オールドタイプ」「ハワイアンタイプ」「コーラルタイプ」の3タイプに分類されます。いずれも真ん中から長く伸びた雄しべと雌しべが特徴です。 太陽のように元気に咲く姿が、本当によく沖縄の風景に馴染みます。沖縄に欠かせない存在のハイビスカスは鑑賞したり、防風林として栽培する他にも用途があります。料理に使ったり、作物を守る道具として使ったり、繊維をとったり、美容エキスを抽出したりと、その可能性は無限大です。化粧品などは既に全国でも注目され始めていますし、ハイビスカスティーなどはもう一般的になっていますね。ハイビスカスは沖縄と他県を繋ぐ文化の一つとも言えます。