【沖縄の名所】比地大滝
沖縄県は海のイメージが強いかもしれませんが、山だって負けていません。比地大滝は国頭村にある比地キャンプ場の奥を進んだ所にあります。キャンプ場はハンモックやテントでまったりと過ごせるため、夏には家族連れで賑わいます。県民が休日に過ごす場としても人気です。
一人200円を払ってキャンプ場に入るとすぐ、綺麗に設備されたキャンプ施設があります。滝までの道も整備されていますが、上り下りの多くが階段で長さもあるため、滝壺まで楽々到着、というわけではありません。
道中、東屋が設けられており休憩できるようになっています。自らの足で自然を踏みしめ、疲れたら一休み、そしてまた出発……日々のめまぐるしい生活を忘れ、ゆったりとした時間の中で気ままな旅を楽しむこともまた一興、ですね。
この地に来たら音にも注目して下さい。きっとのどかな鳥のさえずりが聞こえてきます。遊歩道の周辺にはヤンバルクイナ、アカヒゲ、ノグチケラなどの珍しい鳥が生息しているのです。可愛い鳥達なので、姿も確認できたらついています。
比地大滝は沖縄本島最大の規模を誇り、その落差は26mにも及びます。その水の勢いは迫力満点で、見る者を圧倒します。
見所・料金など
道中、見られるのは天然物だけではありません。目を引く物では、比地川砂防ダムがあります。初めに作ったダムを、キャンプ場や遊歩道の整備に併せて“自然との共生及び景観にマッチした”ダムに再生したそうです。ダムは自然の中に作る人工物ですが、それを自然にマッチさせるとはなかなか斬新な試みです。規模が大きいので、ダムを自然と共存できる姿に変えるだけでも、その場の雰囲気は大きく変わります。 他には比地大滝つり橋があります。塔間は50mの所に架けたつり橋は歩くたびに揺れますが、そこから見る景色はとても風情があります。 この様に見学スポットはいくつも散らばっています。アップダウンがあるため楽な道のりではありませんが、道が整備されている分落ち着いて周囲の様子を見ることができます。
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